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DEM

誤算だった、お嬢には弾丸を受け止めるほど歯牙があったことを。
失ったものは戻らない。
亡くした者は還らない。
どんなに悔やんでも、どんなに叫んでも。
ならば、前を向け。
俺はそれを識っているはずだ。
サイドティアーズ:禅

『DEM』  

「お嬢!?」

ティアは食い千切った肉片を吐き出し、両足で拘束していたC4の体を突き放すとくるりと1回転をして耐性を立て直す。
いまだに黒い液体をのど元から噴出しながら、開放されたC4の体はドシャリと大きな音を立てて崩れ落ちた。
あたりにはむせ返るような異臭が漂う。
ビクビクとのど元を震えさせながらC4は声にならない声を上げる。

それが決着だった。

着地したティアの周りにC4の背中から零れ落ちた羽根がまとわりついたと思ったら、その羽根が光のラインをはき出した。
それが鍵だった。
それに気づきティアは飛びのこうとしたが、それよりも早く光線が薄く膜状に広がりティアを三角錐状の薄い光で封じ込めてしまった。

「・・・・は?」
「計算外でした、まさか足止めさえ満足にできないとは思いもよりませんでした」

・・・え?誰の声?
三角錐に閉じ込められたお嬢はバタバタと中で暴れまわっているが、おそらく叫んでいるのだろうが膜に阻まれているせいかその声はこちらまで届かない。

紅翼はいまだ床で気持ちよさそうに気絶をしている。

C4は言わずもがな、床に伏している。

この場にいるのは俺を含め4人、健全に動けるのは俺のみ。ならばこの声の主は誰だ?

声を阻まれているお嬢、咽の潰されているC4、気絶している紅翼さん。

俺以外声を発する事のできる者はいない。

「こちらです、足元です愚鈍なのは構いませんが相手を理解するということも時には重要ですよ?」

何を言っているんだ?足元には倒れたC4ぐらいしか…

「いい加減理解してください。今の攻撃で身体の制御ラインが噛み千切られてしまい首から下が動かせないのですせめて体の向きだけでも変えていただけませんか?」

そうしてようやく気がつく。

夥しく広がる黒い液体は血液などではなく、オイル。

胸の穴から見えるのは肉や骨などではなく見慣れない電子機器の数々。

「・・・DEM」

「漸く理解いただけましたか。まずはこの場を収めたいと思いますのでマスターを起こしてください。シールド内で暴れている彼女がいつ拘束を破るか分かりませんから」

「ぁ、嗚呼」

良く分からないが、とりあえず紅翼さんを起こそう。
何よりまずは現状把握だ。

ねぇさんにそっくりなDEMに突然暴れだしたお嬢。
そして、この依頼自体を薦めて来なかった紅翼さん…
まったく…訳が分からない…



結局紅翼さんが目を覚ましたのはそれから2時間後だった。
その間俺は、自己修復モードとかいうのに入ったC4を放置し。いまだシールド内で暴れまわってるお嬢を捨て置き。
破壊の限りが尽くされた室内を掃除していた。

「おー なんや? かたしてくれとんのか?」

起き抜けの気の抜けた声と共に紅翼さんは床から起き上がり伸びをしながら欠伸をかます。

「紅翼さんは起きないし、C4は黙っちまうし。お嬢は手をつけられないし。なら、手をつけれるところから対処するのが正解でしょ。
 なんだったら、もう帰って雪のご飯でも食べようか真剣に迷いましたけどね」

「は?何で自分がC4をしっとるん?・・・あー・・・あ?」

何を寝ぼけてるのかそんな事をのたまいながら部屋を見回す」

「ってなんじゃこりゃあ嗚呼あああああああああああ!?うわああ!?うちのラボが!!なんでこないに目茶目茶になっとんねーん!!」

現状を把握するには時間がかかりそうだ、とりあえず紅翼さんを宥めるか。

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