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[C47]

ながい><

[C50]

ティアさんのたたかいかたが、素敵過ぎです。

銃弾を葉で受け止めるとは素晴らしい反射神経ですねー(ぱちぱち
  • 2008-03-23
  • リズリット
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歯止め

記憶に残る懐かしい声
もぅ聞く事はないであろうと思っていた、愛おしくも憎らしい声

同属ゆえに愛しかった 同属ゆえだからこその嫌悪
ボクより愚かしかった故に愛おしかったねぇ様
そのボクを裏切ったねぇ様

そんな駄犬・・・ 殺してあげるのが長の役割だよね?






それを始めに見つけたのは、禅だった。
庭から不自然に浮いた床板。芝生が浮き上がり隙間から生暖かい風が流れ出る。
遥か上空にある飛空庭、しかもその吹きっ晒しの庭で生暖かい風が出るなど

不自然極まりない。
いぶかしみ、浮いた芝生を持ち上げると、案の定下には薄暗い階段が姿を現した

家の中を探していたティアと合流し薄暗い階段へと歩みを進めていく。
どうやら、飛空庭の機関部への入り口とは違うらしい

中は機械の油臭ではなく、薬品の据えた匂いが鼻につき、周囲からはガシャガシャと明らかに飛空庭の装置の音ではない音が聞こえてくる。
極力足音を殺し無音の中を進んでいく。
後ろから着いて来るティアは、自分の知らない場所があった事に驚いているのか、しきりに辺りを見回している。

少しは恐がってくれるとこちらとしても嬉しいんだが。

だが、ふとその情景を思い浮かべ 背筋が薄ら寒くなったのは気のせいではないだろう。
大人しく、俺の背中に隠れオドオドしているお嬢など。
ご機嫌で料理をしているねぇさん並みに恐い。料理は旨いがその後に頼まれる仕事はろくな物が無かった・・・

「もぅ・・・女装は勘弁だ・・・ましてやその姿で給仕など・・・」
「なに言ってるのよ?あなたは?」
「いや、なんでもない」

どうやら、考えすぎる余りに声に出ていたらしい。

「何でもない事ない事はないでしょう?今ボクとエンジュの名前を呼んだでしょ?」
「いや?エンジュ君の事は一言も言っては・・・いや・・・ まて・・・声が聞こえる」
奥から薄く細い光と共に声が漏れてくる、

「弟君・・・のは予想・・・かった」
「えぇ、エン・・・寧ろ・・・ィアを諌める形・・・思ったのですが。今のあの・・・いる・・・ ある・・・」

これは・・・紅さんの声か?
となると、ここはあの人の作業場か何かか?

紅翼が隠すほどの作業場だ、ここで見つかるのはいささかまずい。
ここは、上の自宅で待っていたほうが良いだろう
ティアを連れ、来た道を戻ろうとするが引いた手は頑なに動かない。
見るとそこには、表情がこそげ胡乱とした金色の瞳のティアがいた

「お、お嬢?」
「・・・りえ・・・い」

ぼそぼそと零すように何かをティアは呟く。
薄暗い通路に謎の騒音、虚ろだが異常に金色に輝くティアの瞳。

するとティアは幽鬼のようにふらふらと扉の方へと向かっていく。

「お嬢、そっちはまずいって」
「アカンアカン!とにかくアンタはティアやエンジュと仲直りしたいんやろ?せやったら、落ち込んだらんと進むしかあれへんやろ!」

やはり、声の主は紅さんのようだ。
だとすれば、紅さんは誰と喋っているんだ?

「―――そうですね、久しぶりに表舞台に出たんで少しセンチになったみたいです」

その瞬間うつむき呟いていたティアが勢い良く進み出す
ずんずんと進むティアに引きずられながら、ずるずると進んでいく
なんで、こんなに力が強いんだ!?

「だから、お嬢まずい これ以上は・・・」
「まぁ、久しぶりやったようやしね、今日はゆっくり休みいや・・・」

必死の抵抗もむなしくティアの手は扉に手をかけ、勢い良く扉を開け放つ。

「どうゆうことなのよ!!紅翼!!」
「ちょ、お嬢・・・」

開け放たれた扉の先には
案の定、紅さんとそして予想外の人物がいた

「ねぇさん!?」
「シフォオオオオオオオオオオン!!」

叫ぶが速いか、ティアは跳躍しオリハルコンの槍を詩祈に向けて投擲する。
間にあったガスランプを粉砕し、槍は真っ直ぐ詩祈の顔へ向かって突き進む
だが、そこまで勢いを増した槍も詩祈の鼻先で見えない壁に当たったように弾かれてしまった。

「いきなり、ご挨拶ですね?マスター?排除いたしますか?」
「待ちぃ C4この子はうちの身内や・・・」

紅翼の言葉が終らないうちに、ティアは四つん這いに着地しそのまま詩祈の喉笛へ向けて突進していく。
その姿はまさに獣。一瞬、ティアの体に白い耳と尻尾が生えているように見えたが、それも幻 次の瞬間には消えうせてしまっていた

「敵対行動と判断、無力化致します」

C4と呼ばれた人物は向かってくるティアに机の上にあった服を投げつける、いきなり眼前を覆われたティアは左手の爪で服を切り裂き同時にC4のいた場所に右手を振り下ろす

大きな音と共に観葉植物は破壊され、当たりに破片が飛び散る
巻き上がった土煙が収まると
そこには
大きな爪跡を残し、抉り取られた床
そんな中、平然と立ち ティアの額に黒のオートマチックを突きつけるC4
それは、あたかも女王に傅く騎士のような情景だった

「大人しくなさってくださいね、動けば撃たざるおえません」

淡々と降伏を薦めてくるC4だが ティアは薄い唇を釣り上げ

「イ・ヤ」

-ガウン!!-

銃声が響きティアの首が不自然なほど仰け反り、勢い良く後ろに転げていく
2転3転し、紅翼の近くまで転がると、ぱたりと手が力なく落ちた。

あの状況で断るお嬢もすごいが・・・ 躊躇無く撃つか・・・普通・・・

銃口からは燻った煙を吐き出し 実際に撃ったという事が紛れもない事実だと訴えていた。

いや・・・待て さっきまでその銃口はどこを狙っていた!?
あの銃口は額を狙っていなかったか?
じゃぁ・・・お嬢は・・・即死・・・
いや、無力化といっていた恐らく実弾じゃないのだろう。
きっとゴムや何かの非致死性の武器なのだ。
そうに決まっている。

「な、なぁ? 今の実弾じゃないよな?」
恐る恐る、その事実を問うと C4はこれが答えだと言わんばかりに銃口をこちらに向け
容赦なく撃ち放った。

その弾は禅の胸の中心を正確無比に打ち抜いた。
そう、胸元のジルコニアペンダントを

砕けるペンダントと落ちる銃弾 その弾は
紛れもない鉛玉だった。

その事実が頭を巡り、答えに辿り着く前に異変が起きた

「チェックメイト、シフォン武器を捨てなさい」

そこには、紅翼を組み伏せているティアがいた。

「まぁ そういう事やC4悪いけど大人しくしたってや」

何でこの人は人質にされてまでのんきなんだ・・・・
じゃなくて!!

「まてぇい!!かってに話を進めるんじゃない!!お嬢!!何であんた無事なんだよ!?額撃ち抜かれたら死ぬだろ普通!!」
「弾なんか、歯で噛み止めたわよ。さすがに威力までは殺しきれなくて吹っ飛んじゃったけど。そんなことより、シフォンねぇ様お久しぶりですねぇ?壮健でティアは嬉しく思います」

ちょっと待て、歯か?歯で止めたっていうのか?
銃弾だぞ?

「いや!だからおかしいだろ!?歯で止めるってどうやってだよ!?」
「うるさい!!ボクはできるんだから文句ないだろう!?君は黙ってなよ!」
「イヤだからって歯だぞ!?歯!?」
「あー!!もぅ!!うるさーい 君にできなくてもボクにはできたんだから良いでしょ!!」
「俺にはできないぞ!?」
「それは君がヘタレなだけだよ、ちゃんと歯とか磨いてないでしょ?汚いから近寄らないで下さいね」
「失礼な!!毎日磨いてるわ!!」

「あー とりあえず話し進めてもろうてもええかな?」
組み伏せられた紅翼の声がむなしく響いても、禅とティアの口論はとまらなかった。
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七崎詩祈

Author:七崎詩祈
暴走が暴走を呼び暴走に到る

走り突っ込み省みぬ。

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